おいしい野菜を育てるなら、絶対に知っておきたい「土」の話
美味しい野菜には理由がある。そんな想いで農業の世界に飛び込んで7年が経ちました。
「自然栽培」という無肥料無農薬で野菜を育てていて、今まで食べていた野菜とは明らかに違うことを実感している。でも、それが何故なのか?どこが違うのかを説明できない。
さらに言うと、慣行農法で育てられる野菜がどのようにして生産されているのかも、よく知らない。
そんなわけで、野菜を育てる基本的なことをしっかり学ぼう!と一念発起しました。
まずは野菜を育てるのに最も重要である「土」のことを知るために「土壌医」の資格を取得しようと決めたので、この学びをブログでシェアしていきます。
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土のお医者さん「土壌医」とは
「土壌医」とは一般財団法人・日本土壌協会が主催する土壌医検定に合格したものに付与されるものです。
その有資格者の役割は次のようになります。
土壌を診断し、処方箋を出す専門家という内容から見て『土壌の医者』と言えることから「土壌医検定試験」と命名しております。
引用:土壌医協会ホームページより
野菜を育てるために重要な「土」というもの。基本的に作物を育てるには畑やビニールハウスで土の中で育てます。その土の状態を把握し、作物が元気に育つための土壌環境を整える手助けをしてくれる人が土壌医ということですね。
日本全国で資格を取得している人数は以下の通りです。
- 土壌医(1級) 236名
- 土づくりマスター(2級) 1043名
- 土づくりアドバイザー(3級)2652名
(2022年3月現在)
各級によって呼称があり、土壌医と呼ばれるのは1級の試験合格者で登録した人に与えられるようです。ちなみに1級試験には受験資格があり、実務経験5年以上の実績を有する者となっています。
2・3級は誰でも受験資格があるので、まずは3級から勉強すると良いみたいです。詳しくは上記の土壌医検定ホームページのリンクから詳細が乗っていますよ。
国も推している専門知識
土壌医の資格は農林水産省も注目しています。作物の生産に重要な土壌を健全な状態にするためには、専門的な知識が必要になる。その専門知識を持つ土壌医の資格を持つ人と生産者をつなげるため、農林水産省がホームページで呼びかけていました。
また近年は「緑の食料システム戦略」など環境問題や持続可能な農業へのシフトが推進されています。
専門知識をもとに土壌を健全な状態に保ち、生産力の向上にもつなげるためには重要な役割をにうないそうな感じですね。
好奇心から学び、実践へ
今回は土壌医について考えてみました。これから学びをブログでシェアしていきながら、生産の現場で生かしていきたいと思います。
土を知ることで野菜との向き合い方がより一層深まる予感がします。そしてその結果、美味しい野菜がもっと多くの人に届けられたら楽しいだろうな。そう思いながらワクワクした気持ちで勉強していきたい。
好奇心を持って楽しく学ぶ。これからの時代にはとても大切ではないでしょうか。